窓格子
死んだ魚の目玉の上で毒キノコを食べる
遠のいてゆく意識
乾いた夏色の空
優しく唱えた窓格子
僕の手にあるこの
溶けかけのペットボトル
青い空に生える海星の頭
とおからず
ちかからず
笑っているんだ
世界は
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